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未来講師めぐる 第七話

 第七話 「恋するエロビデオ」

毎週楽しみに見ていた『未来講師めぐる』が最終回を迎えてしまいました。
クドカンさんのドラマを見るのはこれが初めてだったのですが大変面白く、キャラクターが特に魅力的で毎週金曜日の放送時間がやってくるのが楽しみでしょうがなかった良ドラマだったと(それとあと、『ちい散歩』ネタのいじりっぷりから、クドカンさんという人は好きなものほど徹底的に容赦なくネタにしていじり倒す人なのかなと思ったり)、全体の感想としてはまあそんな感じなんですが、その中でもこの7話については「良かったよー」以上にちょっと触れておいた方がいいかなあと思ったのでそういう感想です。

「カテゴリ:相棒周辺」に入ってる理由はまあ、ラスト2話にわたって『相棒』パロディネタが入ってたからということで。


物語のフォーマット、形式とか様式とか、つまりは物語の構成的な事に関する私の好みの傾向はわりとこう、「よくあるパターン」に行くと見せかけてラストのほうでそれを裏切るような展開に持っていったりと、価値観のすり替えやどんでん返しのあるようなものだったりするんですが、この回の話のような、様式はあくまで「よくあるパターン」のまま、その上にかぶせる物語が基地外(褒め言葉)というのもなるほどアリだなあと、それぐらい惹き付けられるものがあったのでした。

具体的に。
この回の内容は、塾講師の主人公めぐるの同僚であるところの江口ヒデオこと通称エロビデオが、教え子の母親がかつての自身の憧れの存在であったことを知りまた彼女に好意をもたれ結構いい感じになるものの、さまざまな事情から二人は結ばれる事無くまたそれぞれの道を歩む事になる、と、一番肝心の内容を伏せて綺麗に書くとそういう様なあらすじになりますか。

例えば、エロビデオとあんなさん(エロビデオのかつての憧れの人で教え子の母)の関係にせよ、あんなさんと娘との関係にせよ、一つ一つは「仕事に疲れた、または仕事から少しはなれたアイドルがファンの一人と恋に落ち、いい感じになるもののやはり彼女は仕事に戻るべきだと、彼は彼女に辛く当たり、彼女も彼の本当の気持ちを理解して『あなたとの恋は仕事の為の練習だったのよ』と言う事で仕事を選ぶ」パターンの亜種(エロビデオは単にこの歳で子持ちと再婚は嫌だとか自分の為の理由で彼女を振るための工作だったんで、この種の話にある振るのに振られる男の切なさは皆無でした)だったり、「自分が有名人であるため、母はなかなか子に時間を避けないでいることを心苦しく思っている。子の為にも家庭に入るべきではないかという悩みを抱え周り(→めぐる)もまたそのためにお節介を焼くが、子は母の働く姿を誇りに思っている、確かに寂しくもあり恨んだ事もあるが今は母は母のやりたい事をやって欲しい、それが自分の願いだと言われる」というようなパターンだったりするものの、その母の職種をよりにもよってAV女優に設定する事でここまでぶっ飛んだ話に持っていくことが出来るのかと、発想やら話の運び方やらそれらを補強するような大小さまざまなネタ(「恋愛体質」「AVは別腹」「心の声が全部悪魔」などなど)の出し方やら、とにかくいちいち色んな意味ですげーーーー! とひたすら感心した回だったのでした。

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