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『家裁の人』 1巻~15巻

/作・毛利 甚八 画・魚戸 おさむ (小学館)

急に読みたくなったので15巻一気に大人買いです。
家庭裁判所にご厄介になる人々の物語で、昔、片岡鶴太郎さん主演でドラマ化されてましたですよね。その原作漫画です。おかんが好きで見てたのでそれで知ったのですが、初めてタイトルを聞いた時は「火災=消防署の人のドラマ?」とか思ってましたですよ。大貫妙子さんの主題歌(『春の手紙』)の入った6曲入りミニアルバムを持っていて聴きながら読もうかと思ったんですが、部屋が散らかっててみつからないorz


取り扱ってる内容も難しけりゃその表現の仕方も直接的ではないものも多く、当時は当然ドラマの内容なんてまともに理解できてなかったし、漫画はさらに当然という感じなんですが、今改めて読み返してみると、

 桑 田 判 事 最 強

ですな。
何このパーフェクト超人。超人格者。


基本は少年審判メインで時々家事審判・家事調停という感じの為、

『少年』が犯罪
 
桑田判事や調査員の人が色々調べる
 
実は『少年』にも色々事情がある
 
桑田判事が植物にからめて説教
 
『少年』の心を受け止めて終わり

というような話のパターンが多くなるわけなんですが、『少年』に接する人々の心の動きを丁寧に描いているのが良いなあと。

もう少し昔に読んでいると、「『少年』が実は悪い子じゃなかったパターン多杉」とか思ったかもしれないんですが(というか、ちょっと今でも思ってますが)、そういう話ではなく、はじめから「家庭や生活環境のゆがみから少年犯罪に走る『少年』を取り扱った物語」なんですわな、これは。

ラストの3巻にわたって展開された体罰問題の裁判の話はなかなか読み応えがありました。
特にラストの「まるで、それっぽっちのお金で今までの自分の悔しさが買い取られるような気がして・・・」という寺尾くんのお母さんのセリフは、裁判というのは善悪勝ち負けの白黒をつけるようなものなんかじゃなく、いろいろな問題を抱えるその社会で、揉め事を起こした両者の間をなんとか折り合いを付かせる(なるべくなら両者ともが納得の出来る形で)、そういう場なんだ、ということを象徴していて、深いなあと思ったりしましたです。

後のほうの巻に近づくにつれ数話かける話が増えるとはいえ、基本的には1話完結の短い話が多いこの作品、どうやって1時間持たせたんだろうかという興味も合ってドラマ版も見たいなあと思ったんですが、見たいと思った作品に限ってDVD化してやがらねえんですよね。世の中ってままならねえ。

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