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6-02 ふたつの心

「あなたを騙すような真似をして、・・・あの、なんて言うか・・・」
「ごめんなさい。あなたには本当に申し訳ないことをしたと思っています」


6th-02話「陣川警部補の災難」


2話目はライト系な話でした。事件もトリックも軽めでゴー(っていっても人殺されとりますが)。
残念なタイプの陣川くんはおもしろ可愛くて好きです。咲江さんの話を黙秘し続けた融通の聞かないバカ男気やら真実から目をそむけず咲江さんを罠にかける協力をしたところはさすが第3の特命係だなあと思わせられましたし。



各種のツッコミ所については色々ありますが、投機に関してなんだかんだ話してる咲江さんの話の内容が脳に伝達するまでの間に「高騰の理由」をおもっくそ見逃してた自分にどうこう言う資格はありません。もともとあまりネガい方向の内容は書かないことにしてる感想ブログですし、批判その他はおまいらに任せた(というような書き方をするとなんかこの回の内容について私が悪い印象を抱いてるかのようですが、そんなことは決してないのです。なんていうか、今日も明日も明後日もステーキ!!!! と思ってるところに「あんたそんなんじゃ体悪するよ、野菜も食べ。野菜が嫌いやったらせめて今日はもう少し軽いもんにしとき」とか言われておかんにお粥出してもらったみたいな印象です。拍子抜けだけどまあ、お粥も嫌いじゃないし、愛情もこもってるし、これでいいか、みたいな)

すこし引っかかったのが犯行の動機の部分。
犯人の紫藤咲江はインサイダー情報の取引をもちかけた理由を

「怖かったの。自分の資産を扱ってる時にはまるで感じなかった。顧客の数や運用する金額の桁が100倍、1000倍と増えるにしたがって、失敗したらという不安がどんどん膨らんでいった。抱えきれないほどに」

と話していました。
ここ、もうちょっと突っ込んで描いてみたらファンドマネージャー職人モノ的に面白くなったんじゃないかなあと思ったんですがどうか。
というのも、同じ「プロとしての意識や誇り」といっても、犯行時刻部屋に居なかったことを白状したのは自分自身の腕というか目というかの確かさへのプライドやらから来るもの、それに対して犯行動機に関しては、お客様の資産運用を任される、その信頼を裏切ってはいけないという責任感やらの方から来るものという、別々の部分から沸いてくる感情で、自分の中に「株だか投資だかのプロ」と「資産運用マネージングのプロ」の二つの職人を抱えていて両方のプロ意識が矛盾を起こすっていうのはなかなか描き方によっては面白いものが見れたんじゃないかなあとかなんとか。
他の職業でも「客のために不正」と「プロとしての誇りがそれを許さない」という葛藤はあるとは思うんですが、特にこういうファンドマネージャーなんて仕事の方が「客に損害を与えてはいけない」比重に偏ってもおかしくない、本来の誇りを侵食して歪ませていったという説得力があるんじゃないかとも思うのですよ。
陣川くんが咲江さんのファンドマネージャー物語の方には関わってこないなら、やっぱりもう一人ぐらい咲江さんのキャラを掘り下げる人物がいてもよかったんじゃないかなあ、うーん。方向性的には良いものがあるのに惜しいなあというか勿体無いなあというか。でも、あんまり職人モノの方に突っ込んじゃうと咲江さん主役になって陣川くんがせっかく再登場なのにいらない子になってしまいますか。設定的には咲江さんの人生には色々あったみたいですし、そういう判断なのかな。

そんなわけで、職人モノというよりはやっぱりサブタイトルにもなってる陣川くんの物語ということで、解決して、事件に関してお互いに騙したことを謝り合おうとしたシーンが好きです。作中で一番お互いの心が近寄りあった場面がこういうシーンとは。陣川くん、今回も災難でした。

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