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6-09 印象

「僕にはそのように見えました」

6th-09話「編集された殺人」


今期の感想、なかなか更新できなくて申し訳ないっす。
この後も暮れから年明けにかけては多分過去の内容の蔵出しでつなぎになると思うのですが(なんか、2年ぐらい前に書きかけて放置感想文とかあるよ)、9話は楽しみにしていた年内ラストの櫻井脚本回。意地と気合で更新です。おもしろかったーーー!!


ああ、そうか、『相棒』だと、櫻井さんが脚本だと、社会派であることそのものがミスディレクション使えるんだな、というような事を思った1時間でした。

第一に「検察の取調べの可視化についての問題点
第二に「三島陽子殺人事件の犯人当て

この2つをかく乱要素にして、「スナックの主人殺人事件」にスナックのママ以上に重要容疑者がいる(殺人事件の被害者の親しい人物に、最後に会ったか第一発見者であるかにも関わらずその事を隠している人物がいる)可能性があるという真相を推理できるかどうかというミステリーだよなあこの話は、と思ったのでした。

右京さんによる真相解明時の説明でカットインが入ってたのでわかりやすかったと思うのですが、冒頭の椿美穂と三島陽子の証言映像はそれぞれのアリバイに関わる発言・視聴者に対する情報提示になっています。あの「三島陽子の出勤日は週末だけ」というやつですね。ですが証言映像には社会派的要素、「検察による取調べの可視化」だとか「証言が編集されている」というような別要素の意味合いがまず前面に出されて隠されています。
同じように、サンプルライター入手のタイミングの話には「三島陽子殺人事件の犯人がライターをスナックのものだと思い込んだのは何故か」の要素を前面に出して「三島陽子はいつそれを入手したのか」ということを隠れるように、ライターが店に届いた日が「10月29日月曜日」というセリフに対しては特命二人に「よく日にちまで覚えていましたね」と、「曜日」では無く「日にち」の方の会話をさせてそちらに意識が行くように仕向けられていました。

その他にも今回の話には色々と面白いミスディレクションがあって、これは脚本で指定だったのか演出でそのようにしたのかはわからないのですが、椿美穂と三島陽子のそれぞれの証言映像には、向かって画面右上に録画時間のカウント数が表示され、画面右下には時計が置かれています。あのような形の映像を見せられると画面右上右下か、どちらかの「時間」の情報に目が行ってしまい、結果画面左側で行われている「三島陽子が鞄に向かって喋りかけている様に見える」姿にはなかなか意識が行きにくくなるように仕向けられていました。三島陽子自身もタバコでごまかしてたりしてましたしね。「右手に注目をさせて、左手の方でコッソリ何かをやっている」というのは手品のミスディレクションの基本なんですが、気にするなという方が無理ですよ。言われて見返してみると確かに膝の上に置いている鞄に喋りかけているようにも見えるんですが、三島陽子の発言にも気を配らないといけないし、ホント、よく気付いたなあ右京さん。

その他、細かい疑問など(三島陽子が何故サンプルライターを持って使っていたかとか。理由を考えるなら、週末だけの出勤の三島陽子にはライターに切り替わる事は知っていてもそれが1つしかないサンプルだとは知らなかった等いくらでも)は全部「警察と検察が殺人を編集カットしたから不明」と藪の中に押し付ける後味悪いテクもあいかわらず素晴らしいと思います(笑)。

今回は本当に「映像と編集の力は恐ろしい」と思い知らされるような話でしたが、映像の力というと、ラストの武藤弁護士に父親の事を告げられ号泣するスナックのママさんの椿美穂の姿。あのカットにこの事件を通して彼女が失ったもののあまりにもの多さを突きつけられて、見てて打ちのめされましたですよ。彼女は(おそらくは)本当に何もしてないのに。夫もアルバイトの娘も殺され、父親は捕まり、しかも自分が原因で(警察と検察が原因ですが)父親が殺人犯になってしまったという事もきっと彼女を苦しめるでしょうし・・・。酷すぎる・゚・(つД`)・゚・

動機は不明ですが(金銭トラブルについても、アルバイト代が度々滞ったと理由もありますし)、もし男女間の縺れなら、あんな美人の奥さんとあんな可愛いアルバイトの娘を二股できるなんて被害者おのれーwヽ(`Д´)ノ

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