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『相棒 season1』

/脚本・輿水泰弘 ほか ノベライズ・碇卯人 (朝日新聞社)

「season1」ですが、『相棒』ノベライズの第二弾ですよ。読み終わったので感想のほどを少し。

感想としては、今回も、前作の「pre season」のノベライズ化と同じく、

「『相棒』好きで内容知ってる側の人間として、『相棒』をある程度見ていて古いシーズンも見たいとも思ってるが時間的金銭的その他都合によってなかなかそうすぐには見れそうもないでも話の筋は知りたい、という人に素直にオススメできる」

というものでした。

「ドラマ→ノベライズ化」や「『相棒』」に限らず、様々な作品をメディアミックス化するに当たっては、それぞれの分野の特性と量的制限に合わせて「原作に付け加える」「原作から逆に切り落とす」「原作のエッセンスだけを借りて改変する」などなど色々な方法があり、それぞれの方法で世の中には当たりも出ていればハズレも出ているわけですが、『相棒』のノベライズ版に関しては、既見の人間からすると、ページ数制限がある中で、なるべくドラマの内容を思い出す、連想しやすい方向で描かれているなあと感じました。わりと良いほうの意味で、ものすごく詳しいあらすじっぽいというか。

登場人物の心情が浮き出るような部分は、文章にしちゃうとなんかニュアンス違うなあという所もあるんですが、ドラマ既見の読者も未見の読者もいる中で、1話に割けるページ数少ないということを考えると、まあ、しょうがないかなあと。その部分に限らず随所で、ドラマの内容・情報量に対してのページ数の少なさに苦しんでるふしが見えなくもないんですが、(1)まずはドラマの話の筋を伝える→(2)亀山から見た変人警部杉下右京→(3)事件を通して見えてくる特命二人像→(4)犯人や関係者など描写、というような優先順位がハッキリしていて、そこら辺は割とアリなんじゃないかなあと思った次第です。

正直に言うと、例えば第九話の「特命係、最後の事件」なんか、小野田と右京の亀山の服装賭けやって、美和子の「右京さんはお情けで引っ張ってきてくれたんだと思うよ」のセリフも入れたなら、亀山の運転免許試験場行き確定は事件解決後の小野田とのやり取りの後、右京さんについていくときじゃないと権威云々のセリフが無駄になるじゃないかーとか、必要なところも削りすぎじゃないかとか色々あるんですが、そうい所も含めて、ドラマの場面の「あれはあった」「あのやりとりはなくなった」というような、読んでいるとseason1の内容を思い出して、ああ、あの話面白かったよなあとか、そういうことを改めて感じせてくれたところが、良かったところでした。
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